ハッピー・リタイアメント

定年退職後をいかに生きるか

 38年間勤めた会社を定年退職するとき10の目標を立てました。それは当時のTVで話題になっていた”濡れ落ち葉症候群”や”わし族”に不安を感じて無理にかき集めた目標でもありました。例えば、モンゴル草原を馬で走ろうとか、富士山に登ろうとか、四国遍路をしようとか言うものでした。大学に行こうというのもありました。実際、通信制の大学に行ったのですが、興が乗って大学院の博士課程まで進んで都合11年かかりました。脇目も振らずの11年間だったので、妻には不自由をかけました。しかしそのせいで、誰もが罹るジョブロスには気づかずに通り過ぎました。しかし、まだ続きます。さて、いかに生きるのでしょうか。

                                     富士山頂の日の出

 

楽しい老後

”面白きこともなき世を面白く 住みなすものは心なりけり”  (高杉晋作&野村望東尼)

与えられたレールの上を走っていたサラリーマン生活から一転して

自分で律する生活が始まった。土曜日曜の段ではない。一日24時間

1年365日全部自分で決められる。しかし、漫然と過ごしたのでは、すぐに怠惰の中に埋没するであろう。何か指針となるものの必要性を感じた。幸い現役時代から続けている生活の3本柱があった。

瞑想:こころの健康のために 50歳台からミャンマー発祥のヴィパッサナー瞑想を続けている。

マラソン:体の健康のために   40歳代から始めた年2回フルマラソン大会に参加のためにJogging

研究  :脳の健康のために   11年間の大学生活で培われたライフワークの研究テーマを究める。